鎌倉の環境を愛する会 会員の声・お問合せ

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フック船長

2022/11/23

マイクロプラスチック(M.P.)は手ごわいが

 嫌煙の世相を受け、たばこのポイ捨てはだいぶ少なくなり、フイルター由来のM.P.も減ってきた。 それに引き換え、発泡スチロール由来のM.P.は増えるばかり。 魚介類のトロ箱が、ごみステーションに出される容器包装プラごみの日は、 辺りに発泡プラのかけらがひらひら舞って、追いかけても風に飛び、摘まもうとしても逃げられて、 トングを振り回してオイラ街角で踊るばかり。

 街かどだけの事件じゃないよ、暮に小田原までカマボコ買いに行って、魚市場で積まれたトロ箱が風に 飛ばされ、海へ浮かび、ぷかぷか漂うところを見たんだけど、波に揺られて いずれは砕け、やがてはM.P.ごみになるだろう。

 聞いたよ、おねーさん方の使う化粧品にも入っているんだって?TVでアイドルが宣伝してる花の香り 長持ちする柔軟剤にも、洗剤や漂白剤にもM.P.カプセル入ってるんだって。 田んぼだって負けてないよ、極小M.P.カプセルに肥料入れて、時間差ではじけて効果的だって、用水路 のどん詰まりはカプセルの死屍累々。で、やがては海だ!

 オイラがシャカリキになって街かどから拾い集めても、その何万倍もが拡散される。南極の氷の中にも、 海鳥の胎にも、イワシや小エビやアサリにもM.P.が居ついてるって。 こないだパパラギですすめられて、瀬戸内海の天日干しのおいしい塩を、 いい値で買ったんだけど、そこにも調べれば見つけられるだろうって、マイクロプラスチック!

 2050年の海には魚介よりも廃プラごみの方が多くなる予想で、世界中では年に八百万tも流入してるんだって (何と?スカイツリー222基分だってさ!!) オイラはせいぜい10年ほどの余命、そんなバッチイ海は見ないで済むけど、 それでもヒトは生き続け、百億人近くなってるって、毎年のように起こる異常気象があり、悪化する環境のなかで 、ヒトはどう生きるのか?  グレタさんも言ってるけど、もう待ったなし!今生きているオイラたちがどうするか、世の中がどうあるべきか働き かけるには、今しかないでしょ?

 オイラごみを拾い、みんなに、捨てるな、目先の便利さに惑わされて怪しいものを使うなと言い、店に変なモ ノ売るなと言い、企業に変なモノ作るなと言い続けるよ!!

 みっちゃん

2022/8/10

猛暑にぐったり、今冬の防寒に悩む

 40℃にもなる熱波が日本に押し寄せている。北半球のほとんどに熱波が広がり、命の危険が起きている。 地球は1.9℃温まっているというが、人の住む場所はもっと暑い。水蒸気が増えて洪水も増えた。
海に近い鎌倉とは言えこの頃は32℃超えが頻発、ぐったりしてしまう日々である。
2人暮らし日本人の一か月電気料金平均は10000円程度。節電に心掛ける我が家(全電化)でも冬には2万円に近い。 今年になって燃料調整費が上がり電気料金が上がり続けている。2月0.74円,4月4.15円,9月5.13円という具合で 政府の定める上限になってきたと思ったら「上限撤廃します。」そんな上限て、ずるい。
6月末の季節はずれな猛暑で電力需給ひっ迫注意報が出た。火力発電所には老朽化したものが多く、修理中の停止が猛暑にかかって しまったらしい。
2020年の電源構成は原発が9%、自然エネルギー20%(内水力8%)、LNG39%、石炭・石油37%である。 注意報の三日間はくっきりと晴れていたために、日中の太陽光発電が大活躍で停電の難を逃れたらしい。
今年の冬は樺太の天然ガスと石油の開発が中断し、投資した権利が止まる可能性があるという。
燃料価格の高騰が世界の人々の生活を混乱させる。特にロシアのエネルギーを買っている国々の市民生活は大混乱。
そんな中、ヨーロッパの国々には気候変動枠組み条約の方針に従って自然エネルギー活用を着実に進めてきた国が多い。
ヨーロッパは国際送電網が発達している。太陽光発電などの電力を無駄にすることがない。

太陽光発電、地熱、風力など各国の立地条件の中で早いテンポで進めてきた。ただこの冬にはまだ不十分で、 石炭への依存もやむを得ないだろう。 原子力発電に大きく依存してきたフランスでさえ、風力や水力などに取り組み、原子力は調整用となりつつある。原発より自然エネルギー の方がコストが安い!フクシマ以後、それが世界の常識になった。
それどころか原発のある国はむき出しの核兵器を置いている国になっていることが明確になった。軍事費増やすより早く原発を 止めることが必要。
ウクライナ避難民を受け入れるEUの国々の財政状況は厳しいが、日本ほど「口先だけの脱炭素」ではない点で頼りになる。
ロシアとは仲間である大きな砂漠を持つ国、中国の場合はどうか。化石燃料は少ないが、砂漠を太陽光発電と風力発電で埋めている!! 中国は鉱物資源と人的資源で世界一の「力」を持つ国になった、らしい。
 日本も口先だけでなく、送電網改善やら断熱住宅の普及などに「しっかり」とりくんでほしい。
個人的にできること。冬に向け、重ね着コーデを工夫。窓枠の放熱削減対策。部屋の仕切り板(ダンボール屏風)、床に布団を敷いてから 炬燵を置く、風呂沸かし即入浴等々。何とも小さな対策を考えている。筋肉付けて発熱しようというのもその一つ。涙ぐましい…。世の為自分の為です。

 DEKOさん

2022/8/13

エネルギー不足と原発

エネルギー不足は困るがだからといって原発再稼働には抵抗があり「どうしたものか・・」と考えてしまう。 本当に原発は安全なのか?化石燃料は高騰、地球温暖化に拍車を掛けてしまう。やはり再生可能エネルギーに転換していくべきなのか!
我が家も、限りある資源のため地球環境のためにもと、十数年前にソーラ発電のパネルを取り付けた。 一時は発電量が使用量を上回り経済的にも良かったが、東電の買い取り額を減らしパネル保有者の得にはしない事になり、 何とも複雑な気持ちに! エネルギーと政治は切っても切れないとはこのことか~
最近暑さのため電力不足で国民に使用量制限をかけてきたが、ソーラ発電の増加で賄えたようである。 ソーラーで乗り切れたと一度放送されたが、STOPがかかったのか、原発再稼働が必要という話に変えての報道に変わってしまった。

 マッさん

 2022/5/13

環境ホルモンが多摩川上流で高濃度

1970年代、多摩川流域には産業排水や生活汚水が流れ込み、見るからに汚れていた。それがさいきんは鮎が戻ってくるほどきれいになっている と喜んでいたのだが、目に見えない汚染が続いているという。東京農工大学の研究チームの調査である。
多摩川流域にある下水処理場のうち2箇所の排水からビスフェノールAが、高い濃度で検出された。 その他の処理場でも検出されたが、二か所の処理場あたりが最も高く、下流に行くに従って低くなっていくのが分かった。
ビスフェノールAは生殖などに関わるホルモンの働きを攪乱する科学物質(環境ホルモン)の一種だ。 主にプラスチック減量や添加剤として使われる。
排水に含まれていたビスフェノールAはどこから来た? 疑わしきは下水処理場に滲出液を流しているごみ埋め立て処分場の存在… 続きは次回で

 フック船長のぼやき

今でこそ「ごみ広いしている感心なお年寄り」なんて言われてるけど、現役の頃は陸(おか)のごみ のことなんか考えたこともありませんや。
大海原ではお天気と魚群れしか感心がなかったし。
引退して陸で暮らすようになってびっくり!なんとまあ!!街中ごみだらけで汚い!!! あと29年で海の魚介よりプラごみの方が多くなる予想と学者さんたちは言ってるし。
 ウチのごみを、週に 5 日出すついでに近所周りのごみを拾うんだけど、あるわあるわ・・・
あめやガムや袋菓子の包装プラ・吸い殻・ペットボトル・缶やビン・壊れたバケツ・使い捨てマスク、 風や日にさらされ細かくなり、下水や川を通って海へ流れ、愛しい海の生き物を損なうのかと思う と、オイラ気が気じゃないのよ。
 こないだ黄砂風のひどい日、表の道路で、風に舞うプラ袋やスチロール箱のかけらと追いかけ っこしてヘトヘト。
近所の衆が「よくやるねー」「ひまなのねー」「老後の生きがいなのねー」プラ ごみ追って息を切らしてるオイラを笑ってたよ。
 オイラはそこでハタと気付いた。年寄りが暇だからってこんなことしててもゴマメノハギシリ! 散らばってるごみ達は堂々とした看板背負ってるじゃない?街を汚してるごみの製造者はさぞ恥ず かしかろ?心がいたむだろ?
 話によると、かのドイツ・オーストリア・スイスやらでは、製造者が容器の流通・回収・リサイ クルの責任を負う「拡大生産者責任」制度が導入されて 13.4%もプラごみが減ったんだって。
 日本でもそうすれば945万t(2015年)のうち122万6千tも減らせるってはなし。 レジ袋、ストローで2%の18万8千t減なんか目じゃないわい。日本も鎌倉も早くうー、先進国並みに拡大 生産者責任を導入しておくれよー。


TAKUさん  

 この文はTAKUさんの鎌倉市役所移転問題を考えるシリーズを要約したものです。

市役所移転←深沢再開発←村岡新駅←武田薬品・JR・UR
鎌倉市役所&村岡新駅構想は武田薬品誘致要請が始まり。
2006年、武田薬品の神奈川県進出の意向を確実にするため、県知事がお願い訪問。
年7億円の補助金、そして東海道線の駅新設が約束された。

それ以前の1996年に鎌倉市が、深沢地域の新しい街づくり基本計画案を策定。 調査業務、構想検討業務等を経て2014年には公聴会に至っていた。
このあとごみ焼却炉用地の選定のために計画がストップした。焼却炉は山崎の浄水場 に決まったが、住民の反対に会った。
2014年には国が「公共施設のマネジメントをして、人口減少時代に備える」ことを 強く推奨した。鎌倉市もその方針に合わせ、公共施設削減(としか言いようのない計画)を進めている。
また2015年に豊島区役所が華々しくデビューしたことで、鎌倉市長 松尾氏が心を動かされ、「津波が来る」という口実を上げて「深沢に新庁舎」案を発表。

2016年、鎌倉市役所の現在地には津波は来ないという判断が出た。では新築案撤回、とはならない。 松尾市長の夢だから、市長とともに夢を見たい市民がいるのかもしれない。
地下室は浸水する。大地震なら「電源喪失」は起こると考えられる。が、倒壊の恐れはない。耐震補強は済んで いる。
 4つの支所のどこかが無事であれば災害本部になる。サテライトが役に立つ。
深沢開発地は災害に強いか? はっきり言ってNOだ。
 国語辞典によれば、沢=くぼんでいて草の生えている湿地。山間の、源流に近い谷川。
市役所を移転させようとしている深沢とその周辺は(かつて)川だった。
その川は大船(粟船)まで続いていた。ちょっとした雨で水浸しになる箇所があるのは、その地形によるものだ。

災害の時、鎌倉市民は無事でいられるか? 崖地があり、手入れされない山がある。 求められるのは住民のための災害対策ではないか。

藤沢―大船間は4.6㎞で、ほぼ2分。この真ん中に駅をつくる必要があるのか。 新駅はやめて、その分福祉に回すべきだ。などの声が藤沢側からも出ている。 2018年に「武田薬品湘南研究所」の看板が下ろされ、「湘南ヘルスイノベーションパーク」となって組織大変革がおこなわれている。
2022年11月現在、市長はいよいよ「位置条例」の議決を提案する決意をしたらしい。 再開発と新駅と庁舎の三位一体と考えられている。ごみ処理には案がない。財政の破綻が心配される。

マッさん

北鎌倉駅東側の素敵だった洞門 今泣いている

電車で鎌倉に来たなと実感させる緑の洞門は、今閉鎖されています。
それも6年も通れないまま。
11年前に雲頂庵で行われた開発談合から3年後、地元住民は安全対策協議会を発足させ、 翌年に北鎌倉史跡研究会として安全通行を求めるようになりました。
日本考古学協会埋蔵文化財保護対策委員会が2015年、洞門の保存と安全対策を求める「要望書」を、 市に提出しました。しかし同年4月に洞門は閉鎖され通行禁止となりました。一方洞門を守る住民の署名は10ヶ月で21,741筆集まりました。

翌2016年住民監査請求に基づき、市議会は「鎌倉隧道(洞門)が所在する尾根の文化的価値 の公正な検証を求める」と決議、鎌倉市文化財専門委員会が洞門を含む尾根の文化財価値を認めました。
続いて市議会全員協議会にて市長が開削から保存への方針転換を表明し、定例会見では「翌年の夏までには仮設工事を完了」と発表。
けれども6年たった今も工事は始まりません。それは地権者の某寺がOKを出さないからです。
他の住民地権者は以前のように人と自転車の通行を認めると言っているのに。
市は某寺と協議をすると言いながら2022年9月現在までしていません。いつになったら洞門に人や自転車が通れるようになるのでしょうか。
それまで住民は車の往来が激しい県道への回り道を強いられ、危険と不安に晒されていくことになります。

マッさん

積み替所でごみの分別を再認識

鎌倉海浜公園の西寄りの野原に、不燃ごみや製品プラスチック、粗大ごみなどの「積み替」 所があります。分別して業者ごとに引き取ってもらいます。
叢の中にポツンポツンと粗末な屋根と壁があり、見てはいけない所に来た気分になりました。
製品プラスチックの中に電池を入れたままのおもちゃや電気器具などを入れる人がいるとか、 50㎝を超えた物は粗大ごみで出すルールが守られないなどに困っています。 電池は必ず外して出しましょう。
蛍光管が割れると微量の水銀が飛散するので、長いままケースに入れると良いそうです。
包装の上に「蛍光管」「電球」と書きましょう。
空き缶、食用油、粗大ごみなど多様なごみを区分けする現場を見て、ごみ出しのルールを守る
ことの重要性を再認識しました。
2022年、プラスチックの資源循環促進法がスタートしました。鎌倉の現実を見ているので、理想が大きすぎかなと…。

フック船長プラスチックフリー生活

パパラギに行ってみました。

 プラスチックフリーの生活を提案するお店が藤沢に開店したと聞き
さっそく行きました。
素晴らしい! 自然食品、木製、金属製のプラスチック代替品等 いろいろな生活用品がありました。よくある自然食品の店よりリーズナブルみたいです。
 セルロースのスポンジやオーガニックの布地を蜜蝋で加工した使い捨てでないラップ、 金属ストローとブラシ、ハーブの香るハンドソープ、無漂白ドライフルーツなどを買い 豊かな気持ちになりました。
エコストアパパラギ : 藤沢市鵠沼石上1-3-6 0466-50-0117

オブズさん

深沢JR跡地について

深沢JR跡地は太平洋戦争以前は田・畑・茅畑でした。村人の土地がどういう経緯で変ってきたか、調べてみました。
―整備事業用地と整備事業の経緯―
1941年(S16) 日本が真珠湾を攻撃して太平洋戦争を始めた
      帝国海軍が、深沢村(当時)農民から田畑を接収
1943年(S18)横須賀海軍工廠造兵部深沢分工場開設 (人間魚雷製造と)
1945年(S20) 太平洋戦争敗戦
      海軍深沢分工場を終結し、国鉄車両修理工場に転換
1947年(S23)柏尾川沿い(西側)を上町屋の希望する農民に払下げ
1949年(S25)大井工機部から独立して大船工機部となる。引き込み線が完成
1987年(S62・1月)国鉄民営化に伴い、JR東日本鎌倉総合車両センターに
       【JR東日本工場部12.47ha・社宅部3.5ha・清算事業団8.1ha】
       (3月) JR東日本工場部12.47haの工業地域を工業専用地域にする公聴会
    (11月)用途地域を工業専用地域に変更 ⇒【固定資産税は半額】
1989年 (H元) 閣議決定 清算事業団用地は、1997年までに処分を終了する
1996年 (H8・3月)鎌倉市土地開発公社が1910.82を取得する
    (12月)鎌倉市が、深沢地域の新しい街づくり基本計画案を策定
1997年 (3月)鎌倉市が、鎌倉市土地開発公社から1910.82を買い取る
       この3月から2008年まで8回分割で取得する】
2007年 (H19・5月)深沢地区事業促進計画調査業務(その1)委託
        【鎌倉市と独立行政法人都市再生機構(UR)とで契約】
     (6月)村岡・深沢地区全体整備構想検討調査業務委託契約
        【藤沢市も独立行政法人都市再生機構と契約】
     (7月)村岡・深沢地区全体整備構想検討業務委託
        【独立行政法人都市再生機構と日建設計とで再契約】
2008年(H20・3月)H19年度 深沢地区事業促進調査業務(その1)報告書
         H20年3月 藤沢市・鎌倉市】鎌倉市に納入
              村岡・深沢地区全体整備構想(案)
         【H20年3月 藤沢市・鎌倉市】藤沢市に納入
2014年(H26・1月) 都市計画の公聴会
         【鎌倉都市計画深沢地区土地区画整理事業及び地区計画】
2017年(H29) 村岡・深沢地区まちづくり実現化方策検討調査業務委託契約
        【鎌倉市と昭和(株)とで契約 藤沢市は負担金】
        【内容 村岡新駅設置と村岡・深沢地区の一体施行前提の調査】
2021年(R3) 都市計画の公聴会
         【鎌倉都市計画土地区画整理事業及び鎌倉都市計画道路の変更〉
           (内容 村岡新駅設置と村岡・深沢地区の一体施行を前提)
         【藤沢市は、村岡地区の公聴会を実施】
魚雷の製造を行っていたので大量に鉛汚染されていました。
現在の青果市場より東側周辺の低湿地に戦後、進駐軍が工場の残存処理をして埋め、上町屋側には木材を埋めました。
その後国鉄が後を請け、柏尾川側で車輌の洗浄や解体・修理などをしました。そこで使われた資材、重金属を含む 廃棄物などを沼地に捨てました。
鎌倉市は土壌汚染は適切に処理したと言っていますが、行政文書の部数が多いので、私は公開請求できないでいます。無料 で閲覧できればいいのにと思います。
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